盗聴簡易発見器は、ホームセンターなどでも販売されるようになっていて気軽に購入できます。しかし、そのような簡易発見器のほとんどが、電波の強弱しか判断することができません。そのため、盗聴電波に反応しているのか、それ以外（例えば家電製品）が発している電磁波に反応しているのかを判断することができません。発見器が反応したからといって過剰反応せず、落ち着いて専門家に相談することをお勧めします。

家の中で話をした相手がその方に話した可能性はありませんか？もし、そうでないのなら、何らかの理由で情報が漏れている可能性は高いと思われます。盗聴も十分考えられますので、専門家による盗聴調査を検討されたほうがいいでしょう。

空き巣犯が侵入した家に盗聴器を設置することがあります。不在時を確実に知り再度犯行に及ぶため、個人情報や暗証番号などの情報を盗み出すためといったことに利用されていると考えられます。

盗聴器が仕掛けられていると「通話中に雑音が入る」とよく言われますが、一概には言い切れません。相手が携帯電話で通話していた場合は、電波状況によってノイズが混じることがありますし、電話機自体に故障などの問題があることも考えられます。また、盗聴器が仕掛けられている場合でも、通話中に雑音が入らず、全く気づかないことも多々あります。雑音が入ることにプラスして情報が漏れていないか、身の回りでおかしなことが起きていないかを確認して下さい。

盗聴器は、インターネットや通信販売で日本全国どこにいても購入できます。もちろん、人口により被害数に違いはありますが、人間関係のトラブルや金銭トラブル、その他のいざこざや犯罪はどこにいても起こりうることです。このようなトラブルの背景に盗聴器が使用されることもあり、どこに住んでいるかは関係ありません。